Vol.15【生姜】6月のゆるっと食養生

6月に意識したい食べ物

生姜

ジメジメに負けない
心と体のために

6月、梅雨のシーズンが到来です。気温も上がって湿気が多いこの時期は、ただでさえジメジメと不快な気分になりがちに。それに加えて、室内は冷房が効いていたり、蒸し暑さからついつい冷たい飲み物や食べ物を摂ってしまったり…意外と知らない間に体が冷えていることが多いもの。湿気や気づかない冷えで、梅雨時期は心と体がアンバランスになりやすいので、特に気がけて食事や生活を大切にしましょう。

体内の除湿
消化促進に生姜

中医学では、体の中で特に湿気を嫌うのが「脾」といわれています。「脾」は、飲食物の消化吸収を担い、消化した栄養素から体が元気に動けるための「気」「血」を作り出します。
湿気によって「脾」の働きが弱まると、胃の不調や下痢を起こしやすくなり、栄養をしっかり摂れずに「気」「血」が不足してやる気が出ないなど、体全体の不調に繋がってしまうのです。
なので、湿気が多い梅雨時期は「脾」をいたわる食べ物や胃腸を温める食べ物を積極的に摂りましょう。

生姜やニンニク、スパイスなど香りの強い辛味食材は、体を温めて体内の余分な水分の発散を助けて消化促進に役立ちます。特に生姜は、スープや生姜焼などの料理、ジンジャーエールやお茶などの飲み物、クッキーやパウンドケーキなどのお菓子、針生姜やおろし生姜など刺身や麺料理の薬味など、幅広く使えて日常に取り入れやす井野でおすすめです。ジメジメした気分がスッキリする独特の風味もいいですよね。

気分が上がる
ピンクジンジャーエール

ちょうど6月ごろから新生姜が出まわります。甘酢漬けや生姜ご飯もいいですが、新生姜でシロップを作れば、見た目も可愛いピンクジンジャーエールが楽しめます。ジメジメ鬱陶しい梅雨でも気分が上がっておすすめですよ。

> ピンクジンジャエールのレシピはこちら

蒸し暑くても
冷えない工夫を

梅雨の季節の養生は、生姜などの食べ物から「脾」をいたわることに加えて、体や胃腸を冷やさないことも大切です。蒸し暑くても、冷たいものを摂りすぎないようにしたり、温かいお風呂に浸かったりして、心地よく過ごしていきましょう。

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