Vol.08【牡蠣】11月のゆるっと食養生

11月に意識したい食材

牡蠣

冬に向けて身体を整える

だんだん気温が下がってくる秋は、空気の乾燥によって肺の不調がおきたり、冬に向かって気分も落ち込みがちになる季節です。そんな季節には、精神安定にも肺にも作用してくれる牡蠣を食べて身体を整えましょう。
牡蠣は疲労回復や不眠の緩和にも役立ってくれるので、これからの寒い季節を元気に過ごせるよう意識したい食材。ちょうど11月頃から冬にかけて真牡蠣は旬を迎え、まろやかで濃厚な旨みがたっぷりになります。美味しく食べながら身体をいたわれるので、積極的に摂りたいですね。

牡蠣といえば滋養強壮

牡蠣には亜鉛や鉄などのミネラル、グリコーゲンやタウリン、ビタミンB12など優れた栄養が豊富。
亜鉛は、新陳代謝や免疫反応、抗酸化作用など、健康に過ごすために体が必要な必須ミネラルです。とっても大事な栄養素ですが、体内で作ることができないので食事から摂取しましょう。亜鉛を多く含む肉類や魚介類の中でも、牡蠣はずば抜けて含有量が多いので食べない手はありません。
また、グリコーゲンは脳や筋肉の活動のエネルギーになり、タウリンは疲労回復や肝機能の改善、ビタミンB12は神経や血液細胞を健やかに保つ働きがあります。疲れているときや飲み過ぎたときはもちろん、予防的にも体力づけに牡蠣を食べたいですね。

食すPoint

焼いたり蒸したり、グラタン、鍋、フライなど、どんな料理にしても美味しい牡蠣!ビタミンCと一緒に摂ると亜鉛や鉄の吸収率がよくなるので、レモンなどの柑橘と一緒に摂るのもおすすめです。逆に食物繊維の多い海藻類と一緒に食べると亜鉛の吸収を抑えてしまいます。食べ合わせを考えて牡蠣の高い栄養素を余すことなく摂取しましょう。

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