Vol.11【金柑】2月のゆるっと食養生

2月に意識したい食材

金柑

風邪予防にもストレスにも

2月は立春を迎え、だんだん春に向かっていく時期ですが、実際はまだまだ厳しい寒さが続きます。芽吹きに向けて季節が移ろっていくのに、私たちの体は寒さにさらされて、心身ともに大きな負担がかかってしまいますよね。そんな不安定になりやすい今の時節には、体にも気持ちの面にも良い働きをしてくれる金柑がおすすめです。
古くから「風邪が流行ると金柑が売れる」といわれるほどの金柑は、乾燥を嫌う肺を潤し、咳や痰を鎮めてくれる作用があります。さらに気の巡りを良くしてイライラした気持ちを落ち着かせてくれたり、ストレスを和らげてくれる働きも。
皮と果肉のどちらも体を温める働きがあり、特に皮にはビタミンCを多く含み、免疫力アップも期待できます。
また、金柑の香りには気の巡りを良くして気持ちを落ち着かせる作用も。
1月から3月ごろまで出まわる金柑ですが、特に2月は最盛期。古くから風邪予防に良いと言われている金柑を食べて、この時期ならでは養生を心がけたいですね。

食すPoint

皮にたっぷり栄養が含まれるので、皮ごと食して風邪予防を。甘露煮やコンポートにしておくと、風邪のひきはじめの常備薬としても役立ちますね。
ビタミンCを余すことなく摂りたい場合は生で食べるのがおすすめ。最近では樹上完熟させた甘くてフルーティーな金柑「たまたま」や「こん太」などもあるので、丸かじりして美味しくいただきましょう。ファンタスマーケットにも毎年入荷しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

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