Vol.02【梅】5月のゆるっと食養生

5月に意識したい食材


5月は陽のエネルギーが満ちはじめ、暦の上では夏の到来です。夏は心(心臓や小腸)が大事な季節といわれています。そんな暑さや湿気で疲れがちになる季節にぴったりな食材が梅。
梅は体を潤し乾きを止め、内臓をいたわり腸にも良い働きがあります。暑さや冷房疲れで弱った胃腸には、冷たい食べ物ではなく温かい梅干粥などでいたわるのがいいですね。
また梅に多く含まれるクエン酸は疲労回復に良いので、梅シロップや梅サワー、梅酒などで夏バテ対策をするのもおすすめです。
殺菌作用も強いのでお弁当やおにぎりに梅干しを入れるのも理にかなっていますね。

古くから「梅は三毒を絶つ」といわれるほどのスーパーフード。三毒とは「水毒」「食毒」「血毒」のことで、「水毒」は体内の水分の汚れ、「食毒」は暴飲暴食や不規則な食生活などからくる体内の乱れ、「血毒」は血液の汚れを表し、この三毒が溜まると体調不良に繋がります。
梅の旬は5月~7月。梅干しや梅シロップ、梅酒など、この時季しかできない梅しごとを楽しみながら、身体の調子を整えてみてはいかがでしょうか。

Point
青梅は梅肉エキスや、爽やかな風味の梅シロップ、梅酒、梅サワーに。少し黄色く色づいた梅は梅干しに、甘い香りがする熟した梅は梅ジャムにするのがおすすめです。
フルーティーな風味が好きな方は、黄色い熟した梅を梅シロップ、梅酒、梅サワーにするのもおすすめですよ。合わせる砂糖の種類などでも味わいが変わるので、梅しごとを楽しみながら好みの味を探してみてくださいね。

▼梅干し 、梅シロップ、梅サワーなど、梅しごとのアレコレはこちらからご覧ください。

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