髙田牧場レポート

超超!希少なお肉!
雲仙褐牛(あかうし)を育てる
「髙田牧場」さんを再訪しました!

ファンタスマーケットで取り扱っている髙田牧場の「雲仙褐牛(あかうし)」。雲仙普賢岳を望む自然豊かな牧場で大切に育てられた褐牛で、赤身が美味しく肉の旨みを堪能できると、ファンタスマーケットでもファンが多いお肉です。そんな褐牛を育てる髙田牧場を5年ぶりに訪ねました。

▲左が髙田牧場三代目社長・髙田紳次さん、右はファンタスマーケット社長・山﨑。秘密の新築の建物の前にて。秘密の建物の正体と5年前の2人のビフォー写真は本ページの後半で公開しているのでお楽しみに笑

のんびり穏やかな褐牛
穏やかだけど熱い!髙田社長

髙田牧場を訪れるたび、髙田社長に会うたびに感じるのは、手入れが行き届いていて気持ちよい空気が流れている牛舎だな、牛さんたちはのんびり穏やかに暮らしているな、髙田社長は穏やかだけど熱いハートの持ち主だな、島原弁っていいな…なんてこと。

髙田牧場 髙田社長

おじいちゃんの代から50年ほど続く牧場の三代目・髙田社長、優しいオーラが滲みでていますが、やっていることは芯が通っていてとてもカッコいい。もともと褐牛の飼育が盛んだった「みなんめ」(島原の人たちは親しみを込めて”みなんめ”と呼びます)ですが、一時期の黒毛和牛ブームもあり、気がつけば褐牛を育て続けているのは髙田牧場だけになっていたそうです。もちろん髙田社長も褐牛をやめようかと悩んだ時期もあったそうですが、「じいちゃんが苦労を重ねて始めた牧場、じいちゃんの想いを継いでいきたい」と褐牛を育て続けてきたそうです。

雲仙褐牛(あかうし)

さらに、通常は生後24ヶ月で出荷するのが一般的な褐牛ですが、髙田牧場では生後26ヶ月での出荷です。 飼育期間が長くなれば「その分手間もコストもかかりますが、その数ヶ月の差で、しっかりと旨みを持つ肉質に成長すると確信しています」という男気溢れる言葉に感動です。

超超!希少な
長崎産の褐牛(あかうし)

相変わらず素晴らしい髙田牧場と褐牛については前述の通りですが、実は長崎産の褐牛は超!超!希少なものだとご存知でしょうか。

超超!希少な
長崎産の褐牛(あかうし)

みなさんがよく聞く”和牛”と呼ばれるものには、「黒毛和種」「日本短角種」「無角和種」「褐毛和種」の4種類があり、その中の1つ褐毛和種が「褐牛」のことです。そして国内で食べられている牛肉のうち、和牛が占める割合は約16%、その16%のうち15.5%は黒毛和牛で褐牛は何と0.36%と、褐牛がとても希少なことが分かります。さらに、褐牛は熊本系と高知系の2つに分けられ、主にこの2県で育てられています。なので、長崎産の褐牛は本当に超!超!希少なものなのです!

新たな挑戦が
始まっていました

さらに、さらに…髙田牧場では社長のさらなる挑戦が始まっていました。
前回訪問したときにはなかった、新たな建物が!
話を聞くと、これは2022年3月にできたばかりの、牛さんたちの飼料を作る施設なのだそうです。愛情込めて牛のお世話をするだけに留まらず、何と! 飼料を自社で生産する挑戦をするというのです。

飼料を自社で生産する挑戦

現在、地元のきのこ工場の菌床や、熊本産のおから、佐賀産の麦焼酎かすなど、九州の材料を配合してエサを作る実験を行っています。できるだけ安心で安全なお肉を届けたい…髙田社長の熱い想いは、こんな大規模で立派な施設を創るまでに熱かったのです!着工するまでに夫婦喧嘩があったことは…いうまでもありません笑

▲これがきのこのベッドだった菌床。地元のきのこ工場より、廃棄されるはずのものを買取って使用。地球にも優しい取組みですね
▲ワラなどと混ぜて数ヶ月発酵させて飼料を作るそうです

ただでさえ超稀少で美味しい髙田牧場の褐牛ですが、さらに、これから飼料にもこだわった褐牛をお届けできる日が楽しみです。

精肉歴25年の
ファンタスマーケット
松本より

髙田牧場さんの雲仙褐牛は、脂がくどくなくお肉らしい旨みがたっぷりです。褐牛の醍醐味、赤身の美味しさを楽しむなら、ウチモモをローストビーフにしたり、ランプをステーキや焼肉でどうぞ。 もちろん、程よく脂が入った肩ロースをすき焼やしゃぶしゃぶで食べるのも絶品です。

▲2017年に髙田牧場を訪問した際の髙田社長とファンタスマーケット社長・山﨑。時の流れを感じさせない2人のパワーもある意味すごいです笑

※情報は取材時2022年6月現在の情報です
※参考サイト 熊本県畜産農業協同組合連合会
https://akaushi.jp/